2015年3月29日日曜日

滄洲會レポート 2015年3月28日





日本画家 中村宗弘先生からのお誘いで滄洲會に参加させて頂きました。
通常茶会など撮影NGな事がほとんどですが、先生が若い方にも煎茶とはどのようなものか
知ってもらいたいというご意向と、僕もWebでこのようなクローズドな世界を同じ世代の方に
少しでも知って頂ければとの想いで撮影してきました。
通常のお茶会とはまた違い、全くもって知らないことばかりでした
会場は竹葉亭本店の茶室です。以下写真と一緒に感じたことを書きたいと思います。

この日もSONY RX100での撮影です。





中村先生ご夫妻

招かれた方々、6名のご参加でした。







掛幅 岡田半江 筆 「米法山水圖」
玻璃簪(かんざし)










奇石 霊壁
印 鶏血




本席へ。












 二煎目










お煎茶は僕自身全くの初めてで、とても緊張の中始まったのですが、

こういった体験は最初に感じたことと、二度目に感じたこと、三度目四度目と感じ方が変わって来るものじゃないかなと思いました。

基本的に、物を重視する傾向が僕にはあるので経験上、例えば同じ井戸茶碗を見ても、子供の頃みるのと、大人になってから見るのとはまた違います。

ただ、子供の時に感じた純粋な感覚というのは今になっても残しておきたい大事な感覚だと思います。

このお煎茶の会も、はじめて経験する自分のプリミティブな感覚というのは必ず将来大事だなと思う時が来るように思います。



中村先生のご説明は毎回勉強になることが多く、

今回は掛け軸の湿度のお話が特に印象深く感じました。


雨が降っていて、その質感を出すために紙に湿り気のある状態で筆を置き、葉っぱを横向きに描くことによってさらに湿度を表現する。



焼き物をやっていて、やはり同じように思うことがありまして。

技法や素材などなど、もちろん大事な知識だと思いますが正直なところ、焦点をあてるのはその先にあるのではないかなと。

こう表現しようと作者が考え、限られた材料の中で存分に魅力を引き出すための技であり素材であり。

その作者の心意気が、作行となって現れ、最終的に作品の持つパワーになるのではないかと思っています。
こういう力のある作品は見る人に作者の意図が伝わり、長い目で楽しむことが出来きます。






古染付で出されたお茶は碗の1/4ぐらいの分量で、とても味が濃いです。
最後にふわっと甘みを感じました。

とても衝撃でした、煎茶に触れたことのないぼくのような方はびっくりすると思います。
お菓子は一煎目と二煎目の間に頂きます。

よくお茶を入れる時は沸騰したお湯を茶に注ぎますが、

今回の会では"お茶を煮る"という、お水、を入れ茶を途中でいれてぐつぐつ煮るんですね。
古いお茶の入れ方とのこと。 これまたびっくりです。



中村先生が作り出す空間は、ぼくのような作法をしらないものでもとても落ち着く空間でした。
先生らしさ、というか、選ばれた道具、食事から煎茶への時間配分、対話などこれが中村宗弘先生なのだなと、
上品でいてくだけず、かたにはまりすぎないギリギリの空間。


先生は若い僕のような20代の人にも良さを知ってもらいたいと、今回撮影にご協力いただきました。




本物という言葉は語弊があるかもしれませんが、力のあるもの、何年も親しみ、心が満たされるような、そういう空間に触れることが若い20代に触れる機会が少ないのは残念なことです。


もちろん、クローズドな世界であるので、情報を知り得る人にしかわからず、

ただ、こういったものは僕も経験していてわかるのですが、ビギナー向けとかそういう初心者にも分かり易いといったものはいらないと思うんです。


最初から最高のものに触れるような機会を若者に作ってあげればどこか感じる所はあると思いますし、また新たな解釈が出来若者ならではの広がりが出てくるのでは、と感じています。


若者に伝えるという事も時代が変われば今に合った伝え方があるのかも知れません。


以前アートフェアの試みで、現代を抜きにして、古美術とコンテンポラリーだけのフェア開催、という話が出たこともありました。結局実現はしませんでしたが、とても今っぽい、そしてストレートな若者への芸術の伝え方になるのではないかと思っていました。そんな感覚を思い出したりもしました。



僕の様なまったく無知な若者に、惜しげもなく贅沢な道具を見せ、茶を体験させる、ということは日本人が生み出した文化の本質とは何か、ということを感覚的に若者へダイレクトに伝えるいい方法なのではないか、と思います。



今回のような会がより多くの人の眼に触れ、そして若者でも参加しやすいような仕組みがよりできれば、きっと関心を持ち本物を消化し新たにアウトプットしてくれる次の世代が出てくると思っています。

亭主の想いがとても伝わる、感覚的に通じ合えるような滄洲會に僕みたいな若輩を呼んでいただき、中村先生、奥様、同席させて頂いた方々にはとても感謝しております。

どこかで、またWebでも紙面でも紹介できればいいなと思っています。




以上が僕の感想でした。
感想と言うよりも僕のような人にどう伝えればわかってくれるのかな、と頭の中でいろいろ考えた結果、途中抜きにして、最初っから良い物に触れる、ということが結論でした。

20代って、たぶんそんな感じじゃないかなと思います。



dai




2015年3月27日金曜日

企画展 「春の器」


唐津の山の中へ。



左がオリジナルの陶片、右がこないだ焼き上がった新作。


泉山の素材。登窯。



山本亮平さんの器です。とあるイベントで極少の入荷で、即売り切れていた盃、小皿。
やっと手に入りました。




花子さんのところへ。


ねこが、僕が選んだものを割りそうで割らないんです。

落としてガチャーンみたいになるかな、とおもったらならなかったです。
なったら困るんですが。



ずーと線路が。厳木と書いてきゅうらぎ、と読みます。




先日行ったアートフェア東京にもこんな木がかっこよく展示してありました。
ここにもあるな、とふと思いました。




竹花さん。
あたらしい色の絵唐津。徳利。絵唐津小皿。








隆太窯。懐中電灯をつけながら探します。

隆先生の作品も久々に入荷できそうです。数はそこまでないですが、面白いです。

昔、暗青釉というシリーズがあって、覚えてらっしゃる方多いかもしれません。

外が焼き締めで内がトロンとした釉薬が掛かっているシリーズ。
ずっと好きで、最近全然なかったのですが、久々にそれらしき湯呑、汲みだしを出品できそうです。






ミシュランの一つ星をとられた、ステーキのキャラバンさん。

改装が終わったみたいで、久々にいきました。

おいしいです。1000円でフォアグラが乗せれるのでつけました。
唐津っていいなと思いましたね。




この皿。今出すタイミングかなと。




「唐津焼っていいよね 唐津焼展」が駅裏の図書館で開催中です。

もう何年振りだろう、この図書館にくるの。
時間がなかったのでさらっと見てきました。
十二代太郎右衛門、十三代が収集した古唐津が一同にみれます。

十二代の斑唐津のぐい呑は改めて好きだなと感じました。
これに似た十二代の斑を横に置いて、子供の頃轆轤を練習したような。



唐津福岡間の快速電車には、最近登場した水戸丘先生デザインの新車両が走っています。
運よく乗れました。

地元では七つ星にひっかけて、一つ星と呼んでいるらしいです。


今回写真は少なめですが、いろいろと他にもそろえることが出来ました。





dai